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ヴィーンF注とソルラクトの違い
前から疑問に思っていた、ヴィーンF注とソルラクトの違いを
やっと主治医の先生に聞くことができました。




ヴィーンF注は酢酸リンゲル液ソルラクトは乳酸リンゲル液ということは
分かっていましたし、前に記事にしたときにコメントで教えてもらったこともありました。
そのコメントの抜粋が以下のとおり。

体液組成に近づけるためにアルカリ化剤として乳酸酢酸
含まれています。
(乳酸は肝臓で酢酸は筋肉で代謝されて炭酸水素イオンを生じ、
アルカリ化作用が現れます)
肝機能の低下している子では、肝臓で乳酸を十分代謝できないため、
筋肉や末梢の組織で代謝される酢酸加リンゲルが推奨されることがある。

主治医の先生もまず最初に上記と同じ説明をしてくれました。
それに加えての説明として
腫瘍があった場合に、腫瘍は乳酸で大きくなるので腫瘍がある子には
使わない。また腫瘍のあるなし、肝臓の善し悪しを別としても
どっちを使うか、となると酢酸リンゲル液を使った方がいいかな、と。
そして今は人間に対して乳酸リンゲル液よりも酢酸リンゲル液
多く使われているが、アメリカからの(主治医の先生が学んだ時代の)
教科書等の多くには乳酸リンゲル液と書かれているし
実際に今もまだペットにはソルラクト(乳酸リンゲル液)
使われている場合が多いし、値段もソルラクトよりも
ヴィーンF注の方が高いのも事実。
でも、もう少し出回れば、価格も安定してくると思う。
と言うことでした。
腫瘍やら、肝臓やらの言葉が出てきたときには、もしかしてトムが?
とドキドキしましたが、そういうことではなかったようです。
回避できるんだから、酢酸リンゲル液(ヴィーンF注)にした方がいい、って
ことだったみたいです。
確かに診療室にいつもあるのは、乳酸リンゲル液(ソルラクト)ですしね。

やっと謎が解けました!すっきり♪
ちなみに、あくまでこれはトムの主治医の先生の意見ですので、ご注意を!
by GANBARUNEKO | 2005-07-18 00:36 | 【皮下輸液】
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