猫の友達
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私には猫の友達がいる。名前はデブちゃん。
デブちゃんはトムと同じ慢性腎不全で、じいやさんと一緒に頑張ってた。
そのデブちゃんがお家に帰ってこないと泣き声のおじいちゃんから連絡があった。

デブちゃんと会ったのは今年の春。
そのあと具合が良くないときに私の部屋中にデブちゃんチの匂いがしたことがあって
なんとなくその時から、デブちゃんの持つ見えない力を感じていたし
デブちゃんとお友達になれたのかな、って感じてた。

デブちゃんを想い、呼びかけてみた。

気持ちよくって幸せな気持ちが感じられた。
だから、すぐに帰ってくるってそう思ってた。

おじいちゃんが目の前を鼻水を垂らしながら泣いて通り過ぎてった。
目を細め、幸せそうな笑顔でそれを見守るデブちゃんが見えた。

目を閉じ静かに横たわり、おじいちゃんに優しく撫でられ
それはとてもとても気持ちよく幸せな気持ちを感じた。

そしてその後すぐにデブちゃんが茶色いトラ模様の体を抜け出た事を知った。

おじいちゃんの寂しさ辛さを思うと涙が出たけれど
デブちゃんを思うときは不思議と涙が出なかった。むしろ笑顔になれた。
だってデブちゃんはどっこも痛くないし、辛くも苦しくもない。
ただただ幸せで心地よくて、それを感じた私までもがほっこり温かくなるような。
どうにもたとえようが無いのだけど、強いて言うならお母さんのお腹の中にいる赤ちゃんのような。
私に胎児の頃の記憶は無いけれど、温かくて優しくてなにひとつ怖いものもなく
完全な安心の中にあるような。
ふんわりとしたものに包み込まれ、果てしなく幸せな、そんな感じなのだ。
おじいちゃんが感じた清々しさも安らぎもデブちゃんの感じたそれと同じだと思う。
だから悲しくなんかないし、後悔だって無いわけで。
だってだって、最期までデブちゃんのやりたいようにさせてあげられたんだから。
ってか仕向けられた!と言った方が正しいのかな。

そして肉体がなくなった今でも、デブちゃんを感じることは出来る。
よく心の中で生き続けるとか言うけど、それとは違う。
デブちゃんの魂、デブちゃんのエネルギーが存在してるのがわかるし
これからも永遠であることもわかる。

生まれてきて、死ぬってこういうことなのかも知れない。
誰かを愛し愛される、ただそれだけでいいのかも知れない。
誰に媚びることもなく、自分が自分であることを受け入れ
誰かが誰かである事を認めて愛し愛される。
とってもシンプルだけど、この上ない生き方なのかも知れない。

ヒトがこんな風に生きるのは、とっても難しいかも知れない。
だけど、だからこそ、目指すところはそういう生き方でありたい。

デブちゃん、友達になってくれてありがとね。
ヒトからは学べないであろう、いろんな事をいっぱい教えてくれてありがとね。
これからもよろしくね♪
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by Ganbaruneko | 2006-10-03 14:51 | 【Ganbarunekoの気持ち】 | Comments(14)
Commented by ぴか at 2006-10-03 15:10 x
がんばるさん、素敵なお話。
ほんと、デブちゃんって幸せで、これからも幸せなんだね。
あったかい気持ちが伝わってきました。

デブちゃん、いっぱいいろんなことを教えてくれて、気づかせてくれてありがとう。

>生まれてきて、死ぬってこういうことなのかも知れない。
>誰かを愛し愛される、ただそれだけでいいのかも知れない。
>誰に媚びることもなく、自分が自分であることを受け入れ
>誰かが誰かである事を認めて愛し愛される。
>とってもシンプルだけど、この上ない生き方なのかも知れない。

>ヒトがこんな風に生きるのは、とっても難しいかも知れない。
>だけど、だからこそ、目指すところはそういう生き方でありたい。

がんばるさんの文もとっても素敵。
そうだね、デブちゃんたら本当に爽やかで、見習いたい。
究極だと思う。
こんなカッコイイお友達がいていいな、いいな~♪
Commented by apr12pixtupi at 2006-10-03 21:26
デブちゃんは、これからは、穏やかな心でいられるんですね
苦しみのない世界で、おじいさんの撫でてくれた
ぬくもりを感じて・・・
おじいさんも、時間が経てば幸せに旅だったと感じることでしょう
素敵なお話です
生あるものが、必ず訪れるものだから
心強くなって受け止めたいです。
Commented at 2006-10-03 21:28
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2006-10-04 00:06
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by nekojiiya at 2006-10-04 13:29
ガンバルたん、デブちんのこと書いてくれてありがとう!嬉しい!
写真もカワイイっ!
いや、デブちんの写真はどれでもカワイイんだけど。
怒濤の数日間だったね。ほんとうにありがとう。
じいちゃんも兄貴もブリちゃんも、カクっと眠らされています。
この数日間、どんだけ寝てるか。
ガンバルたんはデブちゃんが認めた、人間のなかでは唯一の友だちなので、今後もデブちゃんって呼んでいいよ。
apr12pixtupiさん、デブちゃんを想ってくれてありがとうございます。
でも、時間が経たなくても幸せに旅立ったことはわかっているんですよ〜。5時間後には、みんな笑顔で、偉大なる王デブちゃんに「してやられた〜っ!」ってビール飲んでましたから〜。
Commented by nyanmyupurin at 2006-10-04 18:25
かなり出遅れてますが、今、じいやさんのところへ行ってきました。
涙がぽろぽろこぼれてきたけれど、何故かとっても温かい気持です。
じいやさんとデブちゃん(美松皇さま)との出会いから、発病したと分かってから、どうしたら猫生の質を保って生活していけるかを考えて貫き通してきた結果が、こんな気持にさせてくれるんだなぁって…。出会いは偶然ではないっていつも思っているけれど、しいやさんとデブちゃんとのそれは、まさしく裏付けるものだなと思いました。私もにゃんとの毎日を、後悔のないものにしたいと改めて思いました。
それにしてもGanbarunekoさん、ますます色んなパワーが身についていますね。この勢いで、自身でACも出来ちゃいそうですよ(*^_^*)。
Commented by Ganbaruneko at 2006-10-05 01:42
☆ぴかさん、デブちゃんとおじいちゃんは本当に色々な事を教えてくれました。デブちゃんは自分が感じた幸せをこのタイミングでおじいちゃんに全て与えて、そして多くの人たちにもその幸せを感じさせてくれて、こんな猫さんと友達になれて、ほんっと宝です♪
Commented by Ganbaruneko at 2006-10-05 01:56
☆apr12pixtupiさん、デブちゃんはずっとずっと幸せなんですよ~。でね、↓でおじいちゃんも書いてるけど、今回のデブちゃんの旅立ちは不思議なことがたくさんあって、本当に幸せいっぱいだったのです。そしてその幸せな気持ちをしっかりとおじいちゃんに与えてったんですよ。おじいちゃんだけじゃなく、私にも他の人にも。こんなことがあるんだな~って私もほわ~んって気持ちでいます。本当に素敵でした。
Commented by Ganbaruneko at 2006-10-05 01:59
☆鍵1さん、タグだけわかればよいですか?
もしよければhikariann☆hotmail.com
までメールくだされば、教えますよ~♪
☆を@に変えてくださいね。
Commented by Ganbaruneko at 2006-10-05 02:03
☆鍵2さん、本当に10猫10色で旅立ちもそれぞれですよね。
私もデブちゃんがいなくなったときに、おじいちゃんの事がすっごく心配でした。知らせがあったときにもおかしくなってしまうのでは?と思うほどで。でもおじいちゃんが書いてあるように5時間後には人が違ってました。デブちゃんがおじいちゃんに残してくれたというか、デブちゃんがおじいちゃんの一部になったのかな、そう感じました。もちろんそれでも寂しさはいっぱいあると思いますが、それはデブちゃんを感じることで癒えていくのかな、って思いました。私にとっても本当に不思議な経験でした。
Commented by Ganbaruneko at 2006-10-05 02:07
☆おじいちゃん、もうね書きたい事がてんこもりで、でも全部書くと誰もブログに来てくれなくなりそうだから、短くするの大変だった^^;
このデブちゃんの写真好きなんだー!あとはね、おじいちゃんのベッドの上にブリちゃんといるやつ!ほんと怒涛の数日間だったよね。でもこの清々しさは不思議だよね。おじいちゃんたち、まだ眠らされてるの?私はね、過ぎたみたい(ホッ)。でも過食傾向にあるの、あ・・・これは単に食欲の秋?なんでもデブちゃんにすると友達の縁切られちゃうね、反省・・・。
Commented by NOriring at 2006-10-05 23:37 x
びっくりして見に行って、ずっと一緒だよの絵を見て泣きました。
Commented by Ganbaruneko at 2006-10-06 12:51
☆nmpさん、レスが遅れてごめんなさい~(っていつものことか?)
おじいちゃんはとっても元気なんですよ~デブちゃんが本当に嘘偽りなく幸せいっぱいだから、おじいちゃんにもその幸せが感染したように疑いたくなるほどの元気っぷりです。本当に特別な猫さんなんだなって思います。私にも不思議な力を与えてくれたし。ここにあんまり書くとまた変人扱い(笑)されるので、多くは語らなかったけれども、デブちゃんとの間ではしっかりACできてたって思います。おじいちゃんにも「がんばるたんってばデブちゃんとこっそり話ししてんの!」って言われました^^;
Commented by Ganbaruneko at 2006-10-06 13:19
☆NOriringさん、私もいなくなったときはびっくりだったけれど
本当に潔くって幸せな気持ちのデブちゃんに、ただただ顔がほころびました。
こんな経験他にはないので本当に不思議です。
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