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今日の治療と食事~腸力アップと冷え取りが健康のカギ
08年9月7日(日)

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遊びに来てくれました♪
京女子医大附属 青山自然医療研究所クリニック所長の
川島朗先生の講演会に行ってきました。
専門は内科、腎臓病学、膠原病、高血圧で
2006年の第49回日本腎臓学会学術総会において
乳酸菌生成エキスが血液中の尿毒素を下げると発表された方です。

何冊か本も出されているので
予習のために1冊読んでみました。

そしてびっくり。

漢方、鍼灸、気孔にホメオパシー。
はたまたバッチフラワーレメディや手かざし療法
(先生は手かざし療法と書いてるけどレイキよね?)まで。
とにかく、日本でもこんなお医者さんいるんだ!
とビックリでした。
どうやら川嶋先生は、現代西洋医学と
東洋医学に代表される伝統医療や
代替・補完医療を統合した統合医療を実践していて
病気の表面だけではなく、根底から治そうとしているようです。
それらを知ったことで更に先生の考え方への興味が深まり
講演はもっと楽しみになりました。

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と、前置きが長くなりましたが
講演のテーマはタイトルにある通り

『腸力アップと冷え取りが健康のカギ』

このテーマ以外にもたくさんスライドを用意してくださっていて
テーマにたどり着くまでにも足早ではありましたが
色々も教えていただきましたので
印象的なところをピックアップします。

【今までの保健指導について】
何かの病気と診断された時に
医者から患者への病気に対しての知識や指示、
因果関係の説明がないので患者の行動が変化しない。
よって患者の意識も低いため、治るはずの病気も
治らないと。無関心であることが問題だとも。
例としてマズローの欲求段階説をあげられていましたが
やはり個人の知識、意識の向上が必要とのこと。

【代替医療の危険なパターン】
  (1)絶対に治るという言葉
  (2)他はダメだと言う言葉
  (3)法外な値段

以上に気をつければほぼ騙されることはないでしょうと。
川嶋先生ご本人も多くの代替医療を実践されている中で
代替医療といいながらニセモノのようなものに
騙されている方を多く知っているのでしょうね。

(2)で言うなら、特に自然派と言う方は
他のものを除外する場合が目立つそう。
例に挙がったのはホメオパスさんがワクチンはダメだとか
薬やめろと言うとか。
(これはアニマルホメオパスさんに罹ってる方からも聞きますね)
ちゃんとした知識があれば問題ないのだけれど
ワクチンや薬に対しての知識が無いのに除外してしまうのが良くないと。
例えば長期間ステロイドを使っていたのに
急にステロイドを止めさせる事で
下手すれば副腎不全で死に至る場合もあるそう。
でもコレに関しても、ホメオパスさんが
全部悪いというわけじゃなくて
こちら側も知識があり、分別があれば
きちんと対応していけることだと思いました。
また全てに当てはまるし、レイキなどのヒーリングにも
当てはまるのでは?とも思うのです。
なんでもかんでも好転反応と言うことにしてしまい
ひどい症状を放置することも大変危険だと。
私が知る限りではヒーリングでも同じで
ヒーリングを受けた後で、症状が悪化し続けた場合は
とても危険なことあるらしいので、受ける場合は
直感、感性、知識などフルに発揮して
ヒーラーさんを選んだ方が良いのでは?と思えました。
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【みのもんた症候群】
これ可笑しかったです。
もうわかるかと思いますが、テレビで○○が肝臓にいい!
とか言うと、翌日はスーパーで売り切れたりします。
嘘を放送したとして打ち切りになった某番組なんかのときは
前日に「この食材は明日の△△で放送します!」なんて
食材の前に貼ってあったりしたくらい。
気持ち悪い現象だなー、と思ったら打ち切りになりましたが
こういう現象は未だに続いているらしいです。
で、これらを内科医の間で「みのもんた症候群」と呼ぶそう(笑)
川嶋先生曰く視聴者は的確に誤認していると
先生のこの例えが的確だわ、と思ったのですが(笑)
例をあげると、グアバが糖尿に良いと知った人が
ガンガン飲み続け、血糖値500で来院した人がいるそう。
素直な人なのだろうけれど・・・ね(――;)

【自然治癒力】
体は恒常性(ホメオスタシス)を保とうとしていますが
それが自然治癒力です。
ですが大きな怪我強い恐怖、不安で
その恒常性(ホメオスタシス)が保てなくなります。
そしてそれらが長期間続くとアドレナリン、コルチゾールの過剰放出で
循環障害がおき健康維持のシステムが狂うことで病気を招くそう。
また自然治癒力の発動を抑制するものとしては
β刺激薬、ステロイド、スルホニル尿素薬、抗生物質が上げられるそう。
β刺激薬に関しては吸いすぎて死亡した例もあるそうですが
どれも決して使うな、と言ってる訳ではなくて
使うなら上手に使いなさい、とのことでした。

そして最後にテーマである腸と冷え。

【腸】
まず抗生物質、簡単に処方されますし
簡単に飲む人も少なくないと思いますが
抗生物質は1日で腸内細菌を絶滅させるそう。
小腸には、ほとんどガンが出来ないのですが、
それは免疫力に優れているからです。
体中のリンパ組織の6~7割が小腸にあるそう。
そしてその免疫力と関係しているのが腸内細菌なのです。
腸内細菌の中の善玉菌が増えれば、
免疫に関係したリンパ球などの数が増えます。
と言うことは、抗生剤を飲んで絶滅させると言うことが
どういうことかわかると思います。

と、ここで乳酸菌生成エキスのことを。
生きた乳酸菌は胃酸でほとんど死ぬそうです。
(猫の場合は、人間よりも胃酸が強い)
最近では生きて腸まで届くと言うのもあるそうですが
外からの乳酸菌は1日、体内にいる乳酸菌は3日で死ぬそうです。
そこで乳酸菌が作り出すエキスと言うのが乳酸菌生成エキスなのです。
生きてないから死ぬことも無いわけで。
色々な乳酸菌生成エキスがあるようですが
ちなみに前に漢方先生にガンを始め難病の人への処方リストを
見せてもらったのですが、各漢方の処方の中の
ほとんどに乳酸菌生成エキスが入っていました。
ちょうど乳酸菌生成エキスを始めたときだったので
興奮しちゃったのを覚えてます^^
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【冷え】
血行不良←→酸素や栄養がいきわたらない→細胞の活性低下
血行不良←→有害物質が溜まる
血行不良←→低体温(血液粘度上昇)→酵素反応が鈍くなる(50%低下)→
      代謝低下、免疫低下
※温めにより血液粘度は下がる
幾ら酵素を取っても、血行が悪く体温が低いことで、酵素反応まで鈍ってしまうなんて
そりゃ病気につながるわけだ、と納得しました。
ちなみに過去の文献では、日本人の平均体温は36.7℃だそうです。

川嶋先生も湯たんぽでの温めを推奨されていて
冷えている部分を温めるのではなく、
体の中の筋肉が一番多い太ももを温めることで
体全体の血流もアップすると仰っていました。
また湯たんぽを使い温めることで、白血球数がアップするそうです。
中でもリンパ球数が抜きん出てアップするそうです。
(リンパ球はウイルスと戦ってくれる白血球のひとつです)

【心と冷え】
心の冷えも病気を招くそう。
ストレスは無くならないのだから
ストレスに立ち向かえる強さを身につける。
例えば子供たちに対しても寒いからとすぐに温めるような事をせず
対応できるような体にすると。
これは安保先生も仰っていたことですが、本当に本当にそう思います。

講演を全部聞き終えて感じたのが
世間の一般常識としては
人間の医療への認識も、動物の医療への認識も
おんなじなんだなあ、ってこと。
もちろん全てではなく、一般的な話。

医者も患者も原因を追究し改善しようとはせず
対処療法に頼り。
でもそれでは治らないと言うことで
代替・補完療法が目立ってきているのでしょうね。
それでもまだまだ現代西洋医学でどうにもならなくなってから
と言う事が多いのだと思います。

安保先生や、漢方先生も仰ってたことですが
やはり心と体は大きく関係していると仰っていました。

川嶋先生の患者さんの例ではこんな事もあったそうです。

70歳の男性、肺がんステージ4、どちらも一般的な
治療は全てして、それでもダメで余命3ヶ月だと言われ
川嶋先生のところへ来たそうです。
どちらの男性も奥様と一緒に来院したらしいのですが
ひとりの方は、奥様が何か質問しようとすると抑圧していたそう。
もうひとりの方は、奥様とご一緒にお話を聞いていたそう。
この時点でどちらがどうなったか予想がつくと思いますが
その後は以下のとおりです。

前者の方は、奥様に伺うとやはり一度も感謝などされたこともなく
先生からひとこと言ってやってください、と言われたそうで
ある日、川嶋先生は言ってやったそうですが
帰りのタクシーの中で、ずっと怒り丸出しにしていたそうです。
そして10日、亡くなられたそうです。

後者の方は、あと3ヶ月ある、と気持ち新たに
毎朝早起きをし、朝日を浴びる生活をしたそうです。
そのことで、今までの自分を振り返ったり、自然の恩恵に感謝したり。
するとある日太陽が体を突き抜けたように感じたそうです。
そしてガンは消えてなくなり、今はご自身の体験を元に
講演などをされているそうなのです。
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どんな治療を選ぼうとも、それまでの生活を見直し
今までの間違いに気づき変わることが大事だと思います。
そしてお金を払っているからといって1から10まで任せるのではなく
やっぱり自分(または大切な存在)のことなのですから
最後まで守り通せるのは自分しかいないのですよね。
川嶋先生が実践しているように、現代西洋医学、補完代替医療など
たくさんの中から選べるのですが、基本は毎日の生活。
それが間違っていたから病気になったのだ、と
早く気づくか気づかないかが、良くなるかならないかの
分かれ道なのかも知れませんね。

安保先生もそうだったけど、川嶋先生もいい感じでゆるい。
なんと言うか、上手に力が抜けているというか。
だからこそこういう事を考え伝えることができるのかな、って感じました。

最後に。
川嶋先生から素敵な事を教えて頂きました。
これは昨日書いた熊森にも通じることだと思います。

あなたは文明に麻痺していませんか。
車と足はどっちが大事ですか。
石油と水はどっちが大事ですか。
知識と知恵はどっちが大事ですか。
理屈と行動はどっちが大事ですか。
批判と創造はどっちが大事ですか。
あなたは感動を忘れていませんか。
あなたは結局何のかのと云いながら、
わが世の春を謳歌していませんか。
(倉本聰・富良野塾開塾起草文)


またエラく長くなってしまったわりに
全然まとまらない文章ですみません。
最後まで読んでくださりありがとうございました。




治療
◆トム◆
 ウルトラ ポタシウム × 0(手作りごはん混ぜて)
 乳酸菌生成エキス × 適量(水、手作りごはんに混ぜて)

食事
■トム■
 ○赤鶏ささみ(半生)、(生)
 ○馬肉(生)
■しおん■
 ○赤鶏ささみ(半生)、(生)
 ○馬肉(生)
■ミチロウ■
 ○赤鶏ささみ(半生)+無添加ささみふりかけ

【今日のカリカリ】
 イノーバキャットRF ドライ
 ※日中留守にする時間が長いので、少量を出しっぱなしにしているため
 まとめて書いていますが、トムはほとんど食べません。



ウンチ情報:しおん×2、みーちゃん

ゲボ情報:みーちゃん(食べすぎダイビングゲボ)

pH情報:-

呼吸数(回/15秒):-

その他:なし
by Ganbaruneko | 2008-09-07 23:59 | 【治療内容/治療費】
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